セバスチャン・オジエ
Sébastien Ogier

キャリア・サマリー / Carrer Summary

セバスチャン・オジエが辿った成功への道筋は9度の世界チャンピオンとなったセバスチャン・ローブに似ている。両者ともにフランスのメーカーとFFSA(フランス自動車連盟)の庇護の元、2WD1600ccのラリーカーを揺りかごにして腕を磨いた。オジエは2008年にシトロエンC2 S1600を駆ってJWRCのタイトルを奪い、2009年からシトロエン・ジュニアチームにステップアップした。

C4 WRCで参戦を開始した当初はアクシデントやトラブルの連続だったが、チームは辛抱強く彼を見守り、2010年にはポルトガルでWRC初勝利、日本で2勝目を獲得する。2011年、成長著しいオジエはシーズン前半戦のアクロポリスまでに3勝を記録してチームメイトのローブと激しくタイトルを争った。シトロエンは共倒れにならないようにとオジエにローブと争うわないようにオーダーを出した。しかし彼はチームで補助的な役割に甘んじることを良しとせず、まだWRC参戦プロジェクトが動き始めたばかりのフォルクスワーゲンに移籍することを決心する。

フォルクスワーゲンは翌年のWRカー参戦を前に、2012年は準備と位置づけていたため、オジエもS2000仕様のシュコダ・ファビアでWRCに参戦、傍目から見れば後退に映っただろう。しかしその雌伏の季節があったからこそオジエは強くなった。2013年、オジエはWRCにデビューしたてのマシンで9勝し、ドライバーズタイトルを手にする。

フォルクスワーゲンとともに黄金の季節を謳歌するオジエは、この後、2016年までさらに31勝を積み重ね、タイトルを連覇する。変化が兆したのは2016年。最終戦ラリーGBのゴールから2日後にフォルクスワーゲンがWRCプログラムを中止する発表をしたことからだ。オジエはトヨタとフォードをテストし、2017年からMスポーツで走ることを決心した。

その決断が正しかったことを、オジエは開幕戦モンテカルロで証明する。この年8勝を積み重ねタイトルを防衛すると、翌2018年もしぶとくラリーを闘い6年連続のチャンピオンとなった。

常に揺るぎなく、冷静で戦略的にラリーを闘ってきたオジエは、たとえチームが異なっても自分のやり方で勝てることを証明した。そして、2019年、彼は古巣シトロエンに戻ることを決めた。新シーズンの開幕戦、彼はわずか2.2秒差というモンテカルロ史上もっとも僅差のタイムで逃げ切って優勝を獲得するとともに、7年連続のワールドチャンピオンにむけた戦いを開始した。

ドライバープロフィール

生年月日
1983年12月17日
出身
フランス
WRCデビュー
2008年メキシコ
WRC初優勝
2010年ポルトガル
WRC初表彰台
2009年ギリシャ
選手権ランキング
1位(2018年)
WRC優勝回数
44回
WRC表彰台回数
71回
WRC出場回数
136回
主なタイトル
WRC2013-2014-2015-2016-2017-2018 JWRC2008
※データは2018年シーズンまで

2019年情報

チーム
シトロエン・トタルWRT
マシン
シトロエンC3 WRC
コドライバー
ジュリアン・イングラシア

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