シトロエン・トタル・ワールドラリーチーム

Citroën Total World Rally Team

▪️所属ドライバー
セバスチャン・オジエ、エサペッカ・ラッピ
▪️チーム本拠地
フランス・ヴェルサイユ
▪️チーム代表
ピエール・ブダール
▪️参戦マシン
シトロエンC3 WRC

シトロエンのラリーの歴史は古く、1973年にFIA世界ラリー選手権が誕生する遙か以前の1959年にシトロエンにとっての初めてラリー・モンテカルロでの勝利が記録されている。しかし、シトロエンがファクトリーチームとして本格的にFIA世界ラリー選手権への挑戦を開始したのは1990年代後半のことだ。1999年のラリー・デ・エスパーニャでフィリップ・ブガルスキーがシトロエン・クサラ・キットカーで最初の勝利をチームにもたらすことになり、チームはFIA世界ラリー選手権の制覇にむけた戦いを本格的に開始、初めてフルシーズンへの挑戦を行った2003年に初のマニュファクチャラー王座に輝くことになる。
シトロエンの黄金期は、セバスチャン・ローブという歴史に残るスーパースターによって築かれることになった。ローブは2004年に初のワールドチャンピオンに輝くや、2012年末にフルタイムのWRC参戦プログラムから引退をするまで9年間にわたって連続してドライバーズタイトルを獲得、シトロエンに8度目のマニュファクチャラー王座をもたらすことになる。
シトロエンは、2013年以降、タイトルには縁がなく、期待外れのシーズンが続いていたが、創業100周目を迎えた2019年は、6度のワールドチャンピオンとなってかつて所属していたチームに復帰したセバスチャン・オジエによる開幕戦モンテカルロの勝利で始まることになった。チームにとってこれは記念すべきWRC100勝となり、新たな栄光への期待に勢いづいている。

  • フィンランド
  • チーム:シトロエン・トタルWRT

エサペッカ・ラッピEsapekka Lappi

  • フランス
  • チーム:シトロエン・トタルWRT

セバスチャン・オジエSébastien Ogier

トヨタ・ガズーレーシング・ワールドラリーチーム

Toyota Gazoo Racing World Rally Team

▪️所属ドライバー
オイット・タナク、ヤリ-マティ・ラトバラ、クリス・ミーク
▪️チーム本拠地
フィンランド・プーポラ
▪️チーム総代表
豊田章男
▪️チーム代表
トミ・マキネン
▪️参戦マシン
トヨタ・ヤリスWRC

トヨタの第一期のFIA世界ラリー選手権参戦プログラムはドイツのケルンにおかれたトヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)をチーム拠点として始まった。トヨタは、1980年代に3回連続のサファリ・ラリー優勝を飾ったあと、世界タイトルにむけた本格的な活動を開始、1990年にトヨタ・セリカGT-FOURを駆ったカルロス・サインツが日本車初のワールドチャンピオンに輝き、トヨタは1993年に日本メーカーとして初めて初のマニュファクチャラータイトルを獲得することになった。
トヨタは通算3度のマニュファクチャラータイトル(1993,1994,1999年)と4回のドライバーズタイトルを獲得したあと、1999年末にWRC参戦プログラムを休止、長きにわたってトヨタの名前が世界選手権から消えることになる。
しかし、2015年1月、豊田章男社長は、「モータースポーツという極限の環境で人とクルマは鍛えられる」という、創業社長である豊田喜一郎の時代からのトヨタのクルマづくりの理念とともに、「もっといいクルマづくり」のためにもFIA世界ラリー選手権へ参戦することを世界に向けて宣言する。チーム代表にかつて4度のワールドチャンピオンに輝いたトミ・マキネンを起用、フィンランドをチームの拠点として、2017年のFIA世界ラリー選手権にトヨタ・ガズーレーシング・ワールドラリーチームとして待望の復帰を果たすことになった。
新生トヨタとヤリスWRCの参戦初年度は、センセーショナルなシーズンとなった。2017年開幕戦モンテカルロでヤリ-マティ・ラトバラが2位のポディウムを獲得、挑戦2戦目のスウェーデンで復帰後初優勝を飾ることになり、わずかWRカー3戦目のエサペッカ・ラッピがフィンランドでキャリア初優勝を飾ることになる。
2018年にはチームに新加入したオイット・タナクがアルゼンチンで初優勝を飾るや、後半戦のフィンランド、ドイツ、トルコで3連勝を飾り、初のドライバーズタイトル獲得への期待が膨らむが、終盤戦のメカニカルトラブルで惜しくもタイトルを逃すことになった。だが、トヨタは、最終戦オーストラリアでラトバラが勝利を飾るとともに、19年ぶり4度目となるマニュファクチャラータイトルを獲得することになった。
2019年シーズンにむけて、トヨタはタナクとラトバラに加えてクリス・ミークの加入によってチーム布陣を強化、"ALL FOR WIN"を合い言葉に、マニュファクチャラー、ドライバー、コドライバーのすべての選手権においてトリプルタイトル獲得を目指し、チーム一丸となって大きな目標にチャレンジすることを宣言している。

  • フィンランド
  • チーム:トヨタGAZOOレーシングWRT

ヤリ-マティ・ラトバラJari-Matti Latvala

  • エストニア
  • チーム:トヨタGAZOOレーシングWRT

オイット・タナクOtt Tänak

  • グレートブリテン
  • チーム:トヨタGAZOOレーシングWRT

クリス・ミークKris Meeke

ヒュンダイ・シェル・モービス・ワールドラリーチーム

Hyundai Shell Mobis World Rally Team

▪️所属ドライバー
ティエリー・ヌーヴィル、アンドレアス・ミケルセン、セバスチャン・ローブ、ダニエル・ソルド
▪️チーム本拠地
ドイツ・アルツェナウ
▪️チーム代表
アンドレア・アダモ
▪️参戦マシン
ヒュンダイi20クーペWRC

2014年からFIA世界ラリー選手権に本格的な参戦を開始したヒュンダイ・モータースポーツ。しかし、この野心に満ちた挑戦は、いまに始まったわけではない。ヒュンダイは、1998年から2年にわたって2輪駆動マシンのための世界選手権W2Lにクーペ・キットカーで参戦したあと、2002年のラリー・スウェーデンから満を持した形でアクセントWRCとともにトップカテゴリーに挑むことになった。しかし、強力なライバルを前に苦戦が続き、一度も表彰台を獲得することなく、チームは2003年をもって選手権から撤退をする。
それから10年の歳月が流れ、ヒュンダイは2012年9月に行われたパリ・モーターショーにおいて2014年からFIA世界ラリー選手権への復帰を宣言、かつての挫折の反省を踏まえ、すべてのプロジェクトをゼロから構築することを選び、ドイツのアルツェナウにチームの拠点となる新ファクトリーを建設してi20 WRCの開発をスタートする。
新生ヒュンダイは、期待の若手ティエリー・ヌーヴィルをチームのエースに迎え、2014年開幕戦モンテカルロから新しいチャレンジをスタート、参戦初年度にもかかわらずヌーヴィルは8月のドイツで初優勝を達成、チームメイトのダニエル・ソルドも2位で続き、チームにとって記念すべき初勝利をダブルポディウムで祝福することになった。しかし、1年目の勝利はわずか1回にとどまり、2年目の2015年は数度の優勝争いをしながらも未勝利に終わることになり、我慢のシーズンが続くことになる。
それでも2016年にチームは2勝を挙げ、ヌーヴィルもドライバーズ選手権で2位に躍進、少しずつマシンのパフォーマンスが向上していることを証明することになった。2017年、ヒュンダイには飛躍のシーズンが待っており、ドライバーとマニュファクチャラーの2つのタイトルへの野心をみせるが、ヌーヴィルは4勝を挙げたにもかかわらず選手権では惜敗、チームも終盤で失速したためシーズンを2位で終えることになる。さらに2018年は2つの選手権をリードすることになったが、終盤でともに逆転されてタイトル獲得はならなかった。
ヒュンダイは2019年、アンドレア・アダモがチーム新代表に就任、セバスチャン・ローブという9度のワールドチャンピオンをチームに招いて体制を強化、悲願の初タイトルに燃えている。

  • ノルウェー
  • チーム:ヒュンダイ・シェル・モービスWRT

アンドレアス・ミケルセンAndreas Mikkelsen

  • ベルギー
  • チーム:ヒュンダイ・シェル・モービスWRT

ティエリー・ヌーヴィルThierry Neuville

  • スペイン
  • チーム:ヒュンダイ・シェル・モービスWRT

ダニエル・ソルドDaniel Sordo

Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチーム

M-Sport Ford World Rally Team

▪️所属ドライバー
エルフィン・エバンス、テーム・スニネン
▪️チーム本拠地
英国カンブリア
▪️チーム代表
リチャード・ミルナー
▪️参戦マシン
フォード・フィエスタWRC

FIA世界ラリー選手権が誕生した1973年以来、フォードがラリーの舞台から消えたシーズンは一度もなく、もっとも長い歴史をもつブランドだ。
フォードは1997年以降、FIA世界ラリー選手権参戦プログラムのオペレーションを元フォードのファクトリードライバーだったマルコム・ウィルソンによって創設されたMスポーツへと委ね、Mスポーツはそれ以降、20年以上にわたってこれまで一戦も欠くことなくWRCにファクトリーチームを送り出してきた。
Mスポーツにとっての記念すべき初のWRC優勝は、1997年のアクロポリス・ラリーでフォード・エスコードWRCを駆ったカルロス・サインツによって成し遂げられた。以降、コリン・マクレー、マーカス・グロンホルムという元ワールドチャンピオンとともにチームは数々の勝利を飾り、2006年と2007年にはフォード・フォーカスRS WRCで2年連続してマニュファクチャラー王座に輝いている。
しかし、この2年ともグロンホルムはドライバーズ選手権2位にとどまり、それ以降もチームは、2008-09年、2011-12年にはミッコ・ミルボネンが、2010年にはヤリ-マティ・ラトバラがそれぞれドライバーズ選手権2位となるが、ワールドチャンピオン誕生までには至らず、フォードも2012年にWRCから撤退し、その後、Mスポーツは暗黒時代を迎えることになり、実に5年にわたって勝利から遠ざかることになった。
だが、ワールドチャンピオンのセバスチャン・オジエが加入した2017年モンテカルロでMスポーツは、2012年のラリーGB以来の久々の勝利を飾ってシーズンをスタート、この年、チームにとって3度目となるマニュファクチャラー王座とともに初のドライバーズタイトルを獲得することになった。
2018年にはチーム名にフォードが復活、オジエが2年連続してワールドチャンピオンをMスポーツ・フォードにもたらしたことを機に、ウィルソンはチーム代表を勇退、これまでチーム副代表だったリチャード・ミルナーが新しいチーム代表に就任している。
チームの参戦資金はいまもライバルのマニュファクチャラーチームほど潤沢ではないが、オジエが2年間チームに在籍したことで戦闘力がはるかに向上したフォード・フィエスタWRCは2019年シーズンも優勝争うことが可能なパフォーマンスを発揮している。

  • グレートブリテン
  • チーム:Mスポーツ・フォードWRT

エルフィン・エヴァンスElfyn Evans

  • フィンランド
  • チーム:Mスポーツ・フォードWRT

テーム・スニネンTeemu Suninen

Silver Partner
Bronze Partner
Official Supporter